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医療崩壊、介護崩壊はすでに起きている。介護の現状

賛否利用論に分かれた2020東京オリンピックが閉会し、

昨日、コロナ陽性者が記録を更新いたしました。

5度目の緊急事態宣言も発令されていますが、効果が疑問視されています。

弊社の利用者様が、コロナ陽性になりました。息子様と二人暮らし。利用者様はワクチン接種済みでした。

息子様はワクチンを接種しておらず、職場でコロナに感染。その後、ご利用者様にも感染してしまいました。

息子様は、状態が悪化し、現在は大学病院に入院し、心肺蘇生装置により、治療中です。

残された母親であるご利用者様は透析の患者さんで、若干認知症も発症しております。

弊社のケアマネジャーが担当しており,濃厚接触にあたる時から、保健所、行政、サービス事業所、

透析病院との医療連携をしております。介護サービスは弊社と他社の訪問介護が介入。

特別指示書による訪問看護の臨時介入を包括支援センターに依頼をするも、人手不足との理由で

なかなか導入できません。透析の通院介助、生活支援、トイレ誘導等で介入していた、他社事業所は

ご利用者様が陽性になった時点で介入を拒否。現在は弊社の管理者に限定し、完全防備で訪問をして介助を実施。

一人にはできないという信念で、弊社の管理者は、自分の娘をご主人と一緒にご主人の実家に引き取ってもらい、

万が一のことを考えて、利用者宅と自宅を往復して訪問。

保健所は透析とコロナを見る病院が見当たらないと、自宅待機を要請。8/10.熱が39度。酸素飽和度は93

に下がったため、ケアマネジャーの判断で、ヘルパー訪問時に救急車を要請しました。救急隊は来ていただきましたが、

コロナ感染している場合は保健所の指示がないと搬送できないと引き上げてしまいました。

もっと重篤(意識不明)にならないと搬送できないそうです。

ご利用者様は現在も在宅に待機しておりますが、昨日より、食事も摂取できなくなってきております。

介護従事者にとって、こんなに歯がゆく、空しい事はありません。

医療崩壊はすでに起きております。このままでは介護の崩壊も時間の問題かと危惧しております。

コロナ感染をすると、今までの日常があっという間に失われます。最悪の場合は面会できず、命を落とすこともあり得ます。

どうか、皆様、自分だけは大丈夫という、観念をすて、この危機を乗り越えるために、正しい感染予防を徹底してください。

特に疾患のある方、現在、働き盛りの方、十分に感染予防をして下さい。そして早くコロナウイルスが終息することを祈ります。

 

 2021/08/14